出版社:平凡社
タイトル:別冊太陽 乱歩の時代 昭和エロ・グロ・ナンセンス
サイズ:A4
状態:1995年1月発行。付録アリ。

別冊太陽、江戸川乱歩…では無く、「乱歩の時代」特集。
江戸川乱歩が人気作家となった昭和初期のエログロナンセンス文化に光を当てる。「新青年」作家を始めとした探偵小説・怪奇小説、梅原北明や酒井潔が牽引するポルノグラフィ、海野十三やロボットが引き寄せる科学への興味、万国衛生博覧会、カフェー、サドマゾ、魔術等々。
それほど古書価が付いてるムックでは無いものの、「特別付録」が白眉、「覆刻 犯罪図鑑」が付いており、人によってはこれだけ剥ぎ取って本を売ったりするので、ちょいちょい付録無しの本が見受けられます。平凡社版江戸川乱歩全集の付録として付いて来た64ページの冊子で、発行日に風俗壊乱の罪により発禁・回収、現在古書市場でもほとんど見ないため、非常に復刻価値の高い付録です。
構成・米澤嘉博。