出版社:ぶんか社
タイトル:シンプル・レッド
作:竹内義和
サイズ:B6ハードカバー
状態:1998年5月初版。帯アリ。背ヤケ。

東雅夫による雑誌/単行本レーベル「HORROR WAVE」の1冊。
元アイドル・美貌の声優もえみは、ビジュアルに左右されず一流になりたいと願っており、敬愛するアニメ監督・氏家要から「一緒にホンモノのアニメを作りましょう」という誘いを受けて喜び勇んで出掛けるが、彼女を待ち受けていたのは、二人きりの極限・地獄のアフレコだった…。
主人公の立ち位置なんかはパーフェクト・ブルーと似ているものの、現代的閉鎖環境、極限状況における愛と狂気と憎悪の入り混じり等々、前短編に収め切れなかったアイデアをフルに詰め込んでいるそう。
タイトルが「パーフェクト・ブルー」の対になっているのが美しいところ。…とはいえ当該レーベルや同型で特に関連書籍等は出ておらず、並べて美しいのはギリ、同ぶんか社の『Another side of PERFECT BLUE』くらいか。(とはいえこちらはソフトカバー)