出版社:東京三世社
タイトル:腸詰工場の少女
作者:高橋葉介
サイズ:A5ハードカバー
状態:1982年8月初版。微帯背スレ。気にならない程度の微小口ヤケシミ。

マイコミックス、高橋葉介怪奇作品集。いくつかのバージョンが出ている内のオリジナル判です。
古本的にはそんなに珍しい本ではありませんが、なんて毒々しく格好良い帯。
現在の墨絵調もため息をつく程の美しさですが、この初期の銅版画を思わせる描き込みっぷりもなんともドロッとしてイイですよね。表題作の少女椿にも似た無情さ、デビュー作に近く今回の表紙にも使用されている「無題」は、それぞれ全作品中でもトップクラスに印象に残ります。