出版社:大陸書房
タイトル:劇画死の世界
作者:いけうち誠一
サイズ:B6
状態:昭和55年4月初版。スリップあり。軽小口ヤケ・小口ヤスリ。

死とは一体何なのか？
ある死に直面した男の姿を描きながら、実際の臨死体験談などをもとにいけうち先生が死後の世界を描画することに挑戦する劇画。ほぼ天国ナシ！地獄描写のみ！
こと最終章に至り、コラージュによる恐ろしくアヴァンギャルドな見開きが連発し始めます。全体的な描写の力の入れ方・またコラージュシーンにおける人物はもしかしていけうち先生自身か？(目の周囲切り抜いてあります)と、もしかするといけうち作品の中で一番力が入っていたのでは、と思わせる狂熱感が、確かにこの本には感じられます。1