出版社:鳳鳴堂書店
タイトル:奇・珍・怪
作:田中香涯
サイズ:B6
状態:昭和28年3月発行。背下部欠け。本文中に同様の処理は無いものの、扉と見返しが各半分ずつ切り取られています。

エログロナンセンス趣味自体はもっと昔からありましたが、「解剖医」といういわば「まともな人」がそこに光を当てた、という点において最初期、ある種偉大な田中香涯の、怪談・奇談に対する自論集。
昭和15年に同出版社より刊行された『醫事雑考 奇・珍・怪』の再刊版ですが、収録話数がいくつか削られています。