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muneyuki
ネット古書店です。が、人・モノとの生臭い出会いを常に求めているため、某かの古本イベントやホラー漫画関連の何かに出没することがあります。


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商品名:川島のりかず / 中学生殺人事件
出版社:ひばり書房
タイトル:中学生殺人事件
作者:川島のりかず
サイズ:新書
状態:1988年10月初版。軽いスレ・軽い小口ヤケがあるものの、多分これ以上無いほどの美品。

川島のりかず・ひばり書房最後の単行本。
ひばり書房におけるホラー漫画の魅力は、「駄菓子」的なところにあると思います。描き下し単行本、同一内容のタイトルが題名・カバー・通し番号を変えて再発される、ホラー漫画レーベル故にサイコサスペンス的な内容だとしても帳尻合わせ的に怪奇現象・幽霊・妖怪・超常存在が登場してホラー漫画だと言い張る。「子どもを騙すところに、大人の生き死にがかかっている」。素晴らしい偶然・必然の積み重なり。
ホラーブームの終局と共にひばり書房はヒットコミックスを畳み、のちに会社も畳むこととなります。
そのひばり書房が最後に出した単行本は、上記の様な「恐ろしいもの」が登場しません。「受験勉強」という、「子どもの世界を打ち壊す象徴的なもの」によって狂ってしまう中学生が、両親と祖母を殺す。それだけの話です。
この本が作られたことが、どこまで「狙い」なのかは分かりません。ただ、無理矢理メッセージを読み取るならば、いつかは「書を捨てて街へ出なければならない」のだと思うのです。とはいえ、十年以上が過ぎ、再びこうした作品が10万円超という市場価値で見出されたのは、「必ずしも街に出る時に全部捨てることはない」という裏返しのメッセージみたいなものも読み取れるんではないか。そう思うのです。

まさか自分が手にするとは思いませんでしたが、「スタンド使いは惹かれ合う」「深淵を覗く時深淵もまたこちらを覗いている」なんて言葉の通り、「ひばり書房を読んで行けばいつかは巡り会う」ものだったのかなあと思います。

ひと月売れ残ったため、若干値下げ。ここからは中々値段下がらないかな、と思います。
SOLD OUT
定価: 580円
販売価格: 0円
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